医師募集では割合人気のある外科ですが、開業するとなるとどのような点に注意しなければならないのでしょうか。
外科は一般内科のように患者が継続的に通院する事は少ない診療科目となります。
常に新規患者を集患する必要があり、新聞のチラシやインターネットでのホームページ作成、広告看板などPRがとても大切になります。

外科の中でも整形外科になるとリハビリテーションが中心となりますので、高齢者が連日多く訪れ継続的に来院する患者も多くなります。
外科だけではなく整形外科も併科すると集患しやすいようです。
このページでは外科クリニックの開業資金や注意点などについてまとめています。

ホームページなど広告戦略が不可欠

外科の場合内科とは違い、慢性病で何年も継続的に患者が来院する事は殆どなく、短期間で患者の治療が終わってしまうケースが多くなっています。
クリニックを安定して運営していくためには、患者が定期的に通ってくれる事が必須。

そこで外科の場合は集患のためにPR戦略が不可欠です。
国道沿いなど目立つ場所に開院する、宣伝のための看板を主要道路に設置する、ホームページで宣伝する、新聞広告を入れる、地元の雑誌に広告を入れるなどの方法がありますが、特に効果的なのがインターネットを使った宣伝や宣伝看板の設置、開業場所となります。

ホームページは初期費用がそれほど掛からない上に、クリニックの特色や院長の人柄、クリニック情報などを気軽に発信出来るツールとして活用可能です。
業者に依頼すれば本格的なサイトが出来ますが、院長にネットの知識があれば自ら開設する事も出来ます。

最近はクリニックの口コミも重要になっていますのでより良い評判が得られるように院長の人柄や診療・治療レベルはもちろん、クリニックスタッフの教育にも力を入れなければなりません。

外科クリニックの開業資金は?

外科クリニックの開業資金は、他の診療科目と同じく土地の取得費用や賃借料、クリニックの建物の建築費から設備費やインテリアにかかる費用などをトータルに考えなければなりません。
患者の多くが車でやって来る事が想定される場合は、駐車場を広めに確保すると集患しやすくなります。

土地・建物に掛かる費用は約3,000万円前後から、設備に関してはX線撮影装置、自動現像機などの検査機器や患者用のベッド、手術台、待合室の椅子、ソファー、電子カルテなどが必要になります。
細かい設備を入れると約1,500~2,000万円前後の設備費がかかるため、トータルで約5,000万円以上の費用がかかると考えておくと良いでしょう。

医師が開業したい診療科で人気のある一般内科(パンナイ)。
「頭が痛い」「熱っぽくて咳が出る」「お腹が痛い」このような症状で駆け込むクリニックの多くは一般内科を標ぼうしています。
患者も通いやすいため、開院しても集患しやすいのがメリットです。
医師募集でも一般内科を専門とする医師が多いため、医師が集まりやすい分野でもあります。

そんな一般内科ですが、今後は患者のターゲットを絞る事で生き残りをかけていくクリニックも出てくるようです。
一般内科の開業資金や今後の方向性などについてまとめています。

一般内科でも得意分野をアピールする

一般内科は、まだハッキリした病名のついていない患者に対して診察、診断を行う診療科目ですので、発熱や胸痛などの症状でやって来る患者に対して「インフルエンザ」や「狭心症」など正しい診断を下さなければなりません。
その意味では、診断のついていない患者が最初にやってくるのが一般内科で、患者も通いやすいのが大きなメリットです。

ただ内科と言っても実は細分化されており、循環器内科・呼吸器内科・腎泌尿器内科・血液内科・消化器内科・内分泌内科など様々な診療科目があります。
「うちのクリニックは一般内科だけれど、甲状腺の病気に精通しているので甲状腺の患者も受け入れています」と言ったアピールが出来ると強みになるでしょう。

実際に甲状腺専門のクリニックとして成功した例もあります。
認知してもらうまでには時間がかかりますが、一度ガッチリと信頼関係を構築した患者は必ず定期的に診察を受けてくれます。


画像引用サイト:https://news.goo.ne.jp/article/jisin/life/jisin-30703.html

在宅医療の領域が成長分野

平成28年度の診療報酬改定で、在宅医療分野の改定も行われています。
今まで診察した人数によって診療報酬が得られるようになっていましたが、今後は患者の重症度や訪問の回数などによっても診療報酬が変わる仕組みになっています。

また要件さえ満たせば、在宅医療だけのクリニックを開院出来るように法律が改定されていますので、少ないスタッフでも在宅医療に取り組みやすくなっています。

すでに日本の高齢化率は25%を超えており、団塊の世代が全員後期高齢者となる2025年に向けてさらに高齢者医療のニーズは高まるものと予測されています。
在宅医療分野は今後、成長分野となる可能性大です。

一般内科の開業資金はどれくらい必要?

一般内科クリニックの開業資金は一体どれくらい必要なのでしょうか?
一般的には土地の購入費や建物の建築費用として約2,000~3,000万円の費用がかかります。
土地代やクリニックの建築費だけでも億の費用がかかるケースもあるほど、お金がかかります。

もちろんクリニックは土地と建物があれば成り立つものではありません。
診察用のベッドや患者の待合室に設置する椅子やソファー、レントゲン、内視鏡検査機器、超音波診断装置、その他備品など細かいものを購入しているとさらに2,000~3,000万円の費用があっという間にかかってしまいます。

どれくらいの費用があれば開業出来るかはケースバイケースなので、ハッキリとしたことは言えませんが建物や設備などを入れて約6,000万円からかかると考えれば良いでしょう。

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